AIM(エイム)学習セミナー 地域密着30年の信頼小学生から高校生までの受験・補修専門塾

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通信309号2011.6.19.pdf 通信309号 表紙.jpg

 

19日開催の高校入試説明会の準備をすすめるうち、今春の千葉県公私立高校入試の特色が見えてきた。千葉県公立入試の他県にない「特色」であった特色化選抜がその役割を終え、本年度から前期後期二期制の入試がはじまった。内申偏重となっていた選抜を学力重視に移行しようとする意図で、受験生全員に5教科の学科試験を課す制度である。受験生にとっては大変革であり、内申の評価が良く特色化選抜向きの生徒にとっては、これまでと比べずいぶんと不利な受験となってしまった。

公立入試の注目点のひとつは入試得点である。ここ数年千葉県公立学科試験は難化の傾向であった。4年前には5科平均300点前後の得点であったが、3年前から急降下で230点前後となっていた。県教委は二期制入試導入をにらんで、問題の質を上げていたのである。さて今年の結果だが、前期選抜258.9点、後期選抜258.1点と前後期ともみごと同じ点数でおさまった。

前期の得点はほぼ予想通りである。後期受験者は前期とくらべれば、学力レベルはやや低い。そこで問題数を減らし、いくらか簡単な出題となったのだが、前期と同じ平均点になるとは出題者も驚きの結果となった。

次の注目点は受験者数の変化であった。後期選抜では定員枠の減少から高倍率が予想されていた。ところが実倍率で1.31倍と昨年度の1.32倍と変わらない結果となった。よくよく調べてみると、前期選抜の不合格者の後期選抜への出願が激減していた。全県で減少数は700名に達するのである。彼らは後期選抜を断念し合格をいただいていた私立へ進路を変更したのである。前後期連続して5科の学力検査が、受験生にとっては過酷なものであったのであろう。

私立高校入試は公立の入試制度変更をうけて、思わぬ漁夫の利を得たようである。昨年の公立第一志望者は公立中3受験生の77.5%であったのだが、今年は74.1%と減少した。公立入試の後期選抜回避組が私立進学をきめたことのほかに、推薦入試応募者の増加にもその傾向は現れている。特色化廃止で内申の使えなくなった受験生が、内申で内定をもらえる私立を選択する例が、12月の入試相談を境に増加したのである。今年は新入試制度下で手探りの進路決定であった。2年目をむかえる来年の入試では、いくらか落ち着くのであろうか。今後の進路指導に心を配りたい。 (志厚)

通信308号2011.5.18.pdf 通信308号 表紙.jpg

連休明けの5月7日、大震災の地仙台に行く機会をえた。第一の目的は震災被害塾の先生方をお見舞いし、今後の支援策を相談することであった。小生が関わっている学習塾団体に私塾ネットという全国組織がある。全国の会員塾に義援金を募っており、その使途として震災地の塾を応援しようというプロジェクトが動いているのだ。今回はその活動の一環としての仙台訪問であった

新幹線で北に向かうにつれ、車窓には屋根にブルーシート被せた家屋が目立ってくる。しかし鉄道周辺では倒壊家屋は見当たらない。仙台市内でも一見して物的被害の様子は見受けられなかった。ましてや震災2カ月後の仙台駅周辺においては、従来通りの美しい近代都市の景観をそのまま残していた。

7日午後、仙台市と塩釜市に隣接する多賀城市を訪ねた。この町は古くは陸奥の国府がおかれた歴史の地だが、現在は仙台市のベッドタウンとして、仙台新港を核とした新産業都市として機能している。ここが大津波に襲われた。新港地区の工場、倉庫群は軒並み水を被っており、至る所に壊れたトラックやトレーナーといった大型車両が放置されている。

翌8日、仙台市若林区荒浜地区に向かった。仙台駅から車でわずか30分、広大な仙台平野が太平洋に接する穀倉地帯だが、この地区の津波被害は甚大であった。仙台市の犠牲者680名の大半がこの地区の方々である。警察と自衛隊そして工事車両が行き来する現場は、見渡す限りがれきの山と化していた。本来であれば水田に田植えの時期であろうが、田畑は塩害で灰色に塩を吹き芽吹きさえ見られない。はたしてこの田畑が地力を回復するのにどれだけの時間と労力を要するであろうか。犠牲者への哀悼とともに、今後この地で生きていかれる方々の復興へのご苦労に、深く敬意を覚えたのであった。

ところで、仙台市内から荒浜地区に入るには、太平洋から10キロほど内陸を通る仙台東部有料道路の下をくぐることになる。この道路を境に世界は一変する。海側は津波にのまれ、その痕跡が生々しい。ところが反対側には津波の痕がほとんど見当たらない。有料道路が長大な防波堤となって、住民の生死を分けたのだと知ることができる。ここに今後の津波警戒地区の町づくり道路づくりの重要な示唆があるのではないかと感じた。人間は困難の中から知恵を授かるのではないだろうか。 (志厚)

通信307号23.4.20.pdf

通信307号 表紙.jpgのサムネール画像

 

東日本大震災勃発から40日を経過したが、この震災の甚大さに呆然とするばかりだ。死亡者と行方不明者は合わせて3万人に迫ろうとしている。

三陸海岸の町の多くは、大津波で壊滅的な被害を受け、復興には莫大な時間と費用を要することになった。地学的視点でみると、あのリアス式海岸の美しさは、この様な自然災害の繰り返しにより形成されていたのだと認識することとなった。あの宮古の浄土ヶ浜の景観はどうなったであろうか。インターネットで浄土ヶ浜ビジターセンターにアクセスしてみると、陸中海岸国立公園の景勝地の災害以前の見事な美観を表示してくれる。それはまるで時間を忘れたかのような別世界の光景である。このような自然美とは、自然に関わる人間の悲しみの量に比例するということであろうか。

支援の輪が世界的な規模で広がっている。皆さんも様々な場面で義援金を募金されたり支援物資を提供したりといった経験をされていることだろう。

AIMが所属する全日本私塾教育ネットワーク(私塾ネット)では、教育分野に特化した義援・支援策を進めてようとしている。全国の加盟塾の義援金を集約して、まず義援活動として震災遺児の学習を応援する「あしなが育英基金」への募金を予定している。被災地の要請に応じる形で、学習テキスト類を届ける活動も実施中だ。すでに気仙沼からの求めに応じ、小学生テキスト90冊、中学生テキスト300冊を届けた。気仙沼にあるゴトウ学習塾さんには、全国から3万冊を超える参考書、テキスト類が集まっており、個人ばかりでなく塾や学校へこれらの教材を配布している。現地にしっかりと足を下ろした、ボランティア活動の実践である。

被災塾への応援も今後の支援策プログラムのひとつだ。そのためには現地での塾の被災状況が把握されなくてはならない。今仙台を中心に被災塾のネットワーク化が進行している。春の遅い北国でも新学期が始まった。震災が春休み直前であったこともあって、教育分野での支援は後回しになった感があるが、これから被災地での教育支援が大きなテーマになってくるものと思われる。我々は民間教育の立場で、復興支援に関わりたいと思っている。がんばろう、地域教育。(志厚)

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