AIM(エイム)学習セミナー 地域密着30年の信頼小学生から高校生までの受験・補修専門塾

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通信311号2011.8.18.pdf

前号で和枝先生の石巻市での震災ボランティアについてふれた。彼女の石巻行きも8月7日で3回目となったが、この3回目の訪問で支援活動の今後の方向が見えてきた。石巻市役所を訪ね、交渉の結果、仮設住宅団地の集会所借用の許可をいただいたのだ。

そこで当初より計画をしていた学習支援活動に着手することとなった。しかし、AIM一塾の活動としてはいささ荷が重い。そこで、塾長が会長を務める全日本私塾教育ネットワーク(略称私塾ネット)の復興支援活動の一環として実行することとした。私塾ネットは全国約150塾が加盟する学習塾の任意団体で、3月の震災以降復興支援対策委員会を設けており、組織としても好都合なのである。

8月16日、石巻市開成仮設第11団地の集会所で、学習支援プログラムの説明会を実施した。名付けて「私塾ネット出前寺子屋」。仮設住宅に入居中の被災者の方々を対象とした、費用一切無料の学習支援だ。そこでまず11月に実施される漢字検定を受検する講座を提供することとした。

ではなぜ漢検かというと、以下のような点を挙げることができよう。①小中高無学年で参加できる。②資格が高校、大学入試で優遇される。③脳トレやボケ防止など大人にも関心が高い。④比較的短期間で成果が確認できる。⑤自宅学習が容易で学習計画が立て易い。

16日の説明会には小学生1名と父親、中3女子生徒1名、30代の女性1名、60代のご夫婦がおいでになり、受検級位判定のテストを受けた。告知期間5日、チラシ150枚のポスティングで6名の参加はまずまずの反応といえよう。それも小学生から60才代の大人まで、その構成は理想的だろう。

これに対しこちら側はAIMからの3名に村山達也先生ご夫妻、そして地元の世話役である木伏氏の6名だ。村山さんは昨年7月までAIMで講師をつとめ、現在は東北大学の准教授である。木伏氏は石巻専修大の名誉教授なので、なかなかのレベルの高い陣容である。次回の説明会は9月4日、それ以降月に2回のペースで「合格講習会」を開講する予定だ。まずは11月の検定日まで、地味で根気を要する活動だが、なんとか任務を完遂したいと決意している。(志厚)

通信310号 表紙.jpg 通信310号2011.7.19.pdf

AIM通信308号で、仙台を訪問し宮城県の被災塾の先生方と話し合いの場を持ったこと、仙台市若林区荒浜地区を訪問し津波の惨状を目の当たりにしたことをお伝えした。それは震災2カ月後の5月8日のことであった。その折には和枝先生が同行した。さらにそれから2カ月の時を刻み、震災後4カ月を経て和枝先生は単独で宮城県石巻市を訪問した。

日頃から参加しているボランティアグループのつてをたどり、石巻市のボランティア団体のリーダーであるK氏をご紹介いただいたのである。

10日、K氏とJR仙石線松島海岸駅で落ち合い、氏の車で石巻に入ることができたのである。車中から市内の津波被災地区を案内していただき、市立湊小学校に向かった。学校は1階部まで津波の浸水があり、小学校としての機能は失われた。現在は教室が長期の避難所として使われており、グランドの片隅には仮設テント風呂があるなど比較的大きな避難所である。

ここで入所者のおひとりAさんをご紹介いただき、震災時のご様子をお聞きすることができた。Aさんは75歳の男性だが、自宅を津波で消失されている。その後持参した素材を使って、フラワーアレンジメントを実施した。参加者はその時点で在住しておられた女性5名であった。これは普段から頻繁に実施ているボランティアプログラムなので、戸惑うことなく順調な活動が実施できた。このときの訪問は、K氏と親しく交流できたこと、避難所である湊小学校にパイプができたことなど、初めての訪問にしては収穫が大きいものであった。

翌週の17日、和枝先生は再び石巻を訪れた。今回はK氏の同行はなく単独行であった。松島海岸駅から代行バスに乗り継ぎJR石巻駅に到着。松戸を出て約6時間の行程である。ここでタクシーに乗車し、先週と同じ湊小学校に向かった。Aさんと再会しBさん(女性)を紹介していただき、別な震災体験をお聞きすることができた。その後図書室を会場に前回と同様フラワーアレンジメントを実行できた。参加者は大人7名子供2名であった。フラワーアレンジメントにこだわるのは、「生花は心のセラピスト」という言葉を信じるが故である。

震災支援ボランティアは短期で終息するものではない。支援が受け入れられる力のある人々に寄り添いながら、それぞれが身の丈に沿った行動を継続することが重要であろう。次の訪問は夏期講習前期明けになるだろうか。(志厚)

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