AIM(エイム)学習セミナー 地域密着30年の信頼小学生から高校生までの受験・補修専門塾

〒270-2231 千葉県松戸市稔台1-14-1 サンライト稔台1F TEL.0120-8160-14

通信319号24.4.23_ページ_2.jpg 通信319号24.4.23.pdf

4月22日、谷村が会長を務める全日本私塾教育ネットワークが設立10周年を祝う大会を開催した。全国から200名を超える参加者を数える研修会であったのだが、ここで上甲晃さんという方の講演会があり、大変好評であった。上甲さんという方は、松下政経塾で長年塾頭を務められ、野田総理大臣以下多数の若手政治家を育てられた方である。このあたりの経歴は本来ならもっと注目されてしかるべきであろうが、このところ評判のおもわしくない政治の世界の業績であるため、世間的にはいささか冷やかに見られるようだ。

ところで、この上甲さん講演のすばらしいこと。160名の聴衆を2時間にわたって引きつけ、誰一人として私語をする者、居眠りをする者もいない。松下電器勤務時代に幸之助翁から受けた薫陶話、政経塾時代の経験から培われた思考法、珠玉のような名言の中でことに印象に残ったのは「難有」という言葉の解釈であった。「難が有る」ことは「有難い」ととらえるプラス志向が、人生の大きな指針となるという指摘である。私の持論の中に「困難の中にこそ学ぶべき知恵がある」というのがあるが、相通じるものであろう。そんなことを考えていたところ、知人からメールが入った。彼も上甲さんの講演に感動したひとりだが、彼はこの「難有」について次のようなコメントを伝えてきた。「昨日の上甲さんの『難有』に通じるものを感じました。法華経安楽品に「難来たるを以って安楽と心得るべき」という一節があります。その道に達した人は、仏教の教えにも通じるということを実感しました。」なるほど博識の徒はこのように論を展開するのかと感心をしたものである。

その他にも、人の話をよく聞くことの大切さを力説されたのも印象に残る点であった。「話し方」はテクニックであり修得しやすいが、「聞き方」はテクニックではなく取得しがたいものである。取得しがたいものこそ、人にとっては大切なものだとの指摘であった。塾であれ学校であれ、教育の現場ではテクニックを指導することが優先されすぎるとの苦言であった。痛いところを突かれたものである。一方で塾が人の道を解き始めると生徒が減るという事実もある。この自己矛盾にしばらく付き合うこととしよう。(志厚)

カレンダー

リンク