AIM(エイム)学習セミナー 地域密着30年の信頼小学生から高校生までの受験・補修専門塾

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東日本大震災の復興支援事業として、宮城県石巻市で「出前寺子屋・検定合格講座」を始めて2年が経過した。この間実施したスクーリングは直近の9月15日をもって52回を数える。

この事業は和枝先生の震災ボランティア活動が発端になって始まったもので、事業の代表者は谷村和枝である。2011年8月から翌年6月までは、塾長の谷村志厚が会長を務める全日本私塾教育ネットワーク(私塾ネット)を主催団体として運営してきた。この間の活動費は全国の私塾ネット会員の支援金によった。

2012年6月以降は、日本キリスト教協議会・震災対策室の資金援助を受けている。当協議会はキリスト教各宗派を取りまとめた組織で、世界的なキリスト教組織の日本の窓口といったところである。

さて、2年を超えて石巻に通っていると、さまざまな出来事を知ることになる。そんな事件のひとつが、日和幼稚園の惨事である。昨日(17日)、日和幼稚園訴訟としてひろく報道されていたので、お知りになった方も多いかと思う。

事件は地震発生直後に起こった。園児を親の元に返すため、急いで園を出た送迎バスが津波に巻き込まれ、園児5名が亡くなったのである。現場は石巻市街地最大の津波被害地の南浜、門脇地区。ここは幼稚園のある日和山(園の名前の由来)からわずか数百メートル下った地点である。

送迎バスは地震発生直後2台で園を出発。1台は途中で運転手がラジオで大津波警報を聞き、高台の園に戻り全員無事であった。被害にあった1台は、園児を親に引き渡しつつ移動していたが、残りの園児5名となったところで津波に遭遇してしまう。その場所は門脇小学校のそば、まさに日和山のふもとである。あと数分の余裕があれば、高台に逃げ切れたのではないかと想像される場所である。

被害者のうち4名の遺族は、園側に安全配慮義務違反があったとして損害賠償の訴訟を起こした。仙台地裁の判決は17日報道された通り、園側の法的責任を認定して賠償金の支払いを命じたのである。

この事件について、石巻市民の方々の口は重い。それはこの事件があまりにも痛ましい惨事であるからであろう。2台のバスのうち1台は無事、更に被害にあったバスの同乗者についても、わずかなタイミングで親のもとに返された園児も少なくなかったのである。また、運転手が逃げおうせたのに、取り残された園児のみが犠牲になったことが哀しみを深くさせている。それも津波後の火災による最期である。事件の責任のありようは裁判の結果を尊重するしかないが、やりきれぬ思いばかりがつのる出来事である。(志厚)

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