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先月のこの欄ではリオオリンピックのことに触れた。そこで今号では、19日に幕を閉じたばかりのリオパラリンピック関連のお話しを。17日の未明、ふと目覚めたのだが、その後寝つきが悪いので枕元のラジオのスイッチを入れた。NHKのラジオ深夜便にダイアルを合わせると、流れてきた音声はパラリンピックの実況中継であった。はて何の競技だろうと中継に耳をすますと、どうやら車いすラグビーだと理解できた。予選リーグ最終戦、日本対アメリカの一戦が始まったばかりであった。つい先日車いすラグビーの紹介番組を見たばかりだった。それで競技ルールにもいくらか知識があったので、映像のないラジオ中継でも試合の進行を想像することができた。

車いすラグビーは通常のラグビーと違って一点を互いに奪い取るシンプルなルールだ。まさに取りつ取られつの接戦がつづき、8分の最初のピリオドは1点差でアメリカが先行した。第2ピリオドでは日本が1点差逆転をし、拮抗した攻防が続いた。ラジオからは観客の絶叫とガツンガツンとぶつかり合う車いすのタックル音が響いた。眠気もすっかりすっ飛び、急ぎリビングのテレビを点けての観戦となった。テレビの映像はラジオ中継でイメージしていた風景とはいくらか違っていた。プレイヤーが各チーム4人の計8人しかいないからか、競技コートがおもいのほか広く感じられた。スピーディーな動き、ぶつかり合う迫力、巧みなボールさばきと車椅子の操作、そこにはハンディキャップを背負った人達とは思えない競技がくり広げられていた。

て、この競技の一番特徴的な点は出場選手のクラス分けにある。選手は障害の程度で持ち点が付けられている。生涯の重い方0.5点~軽い方3.5点まで0.5点くぎりで7段階に分けられている。そして出場選手4人の持ち点は合計8点以内でなければならないのだ。一見面倒なルールであるが、これは障害の重い選手にも軽い選手と等しく試合に出場するチャンスを与えるためである。パラリンピックは人間の多様性を理解する競技だと言われる。このクラス分けのルールにもその点が示されていよう。

ところで前述の対アメリカ戦の行方だが、勝敗は最終ピリオドの後半に入っても決着がつく様子がなかった。そしてついに終了1分前、最後の攻撃チャンスをえたアメリカは1点を加え、57点対56点ときん差で勝利をものにしたのだった。翌日からの決勝リーグにおいては、金はオーストラリア、銀がアメリカそして日本は銅でダルを得て競技を終えたのであった。「障害を持つことで新たな可能性が生まれる」というパラリンピックの理念を、感慨を持て実感させられたリオパラあった。(志厚)

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